妊娠期の食生活は、
母体の健康と赤ちゃんの発育にとって
とても大切なものになります。
乳歯も胎児期に作られ始め、
胎児期の栄養状態は
出生後も影響し、
将来の生活習慣病発症にも
影響するといわれています!
しかし、わかってはいても、
実際いつ何を食べたらいいのか。
わかりませんよね。
今回は、妊婦さんの
栄養事情を簡単にお伝えします!
厚生労働省 栄養バランスガイド
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf
上図は厚生労働省がだしている、
1日の栄養バランスガイドです。
カロリー計算はよくわからない!
という方も、
食べ物の種類や品数で点数計算できるので
わかりやすくなっています。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)
青魚などに多く含まれます。
(まぐろ、さんま、イワシ、うなぎ、鮭、いくら)
神経の構成に必要。
胎児、乳児の発育に重要な役割を持ちます。
特にDHAは脳の細胞膜に多く分布し、
多く摂取しましょう。
・カルシウム
妊娠中のカルシウム吸収率は著しく増加します。
妊娠4〜6ヶ月頃には、歯の石灰化にも重要な栄養素です。
しかし、余分に取り込まれたカルシウムは
尿中排出量を著しく増加させるため、
摂取量は一般時と変わりません。
推奨量650mg/日
http://jpof.or.jp/pdf/LS2015_04_04AJ.pdf
・鉄
循環血液量が増加し、
胎児、胎盤でも必要量が増加するため、
鉄の必要量は増加します。
推奨量 妊娠初期900mg/日、妊娠中期後期2100mg/日http://kompas.hosp.keio.ac.jp/file/medical_info/dietary_therapy/pdf/pdf_1_05.pdf
・ビタミンA
胎児のビタミンAの蓄積量を付加する必要があります。
しかし、妊娠3ヶ月以内に大量摂取すると、
胎児の携帯異常の報告があるため、
妊娠初期にはレバー類、うなぎ、ビタミンAのサプリメントの
多量摂取は控えましょう!
推奨量 妊娠末期780μgRE/日
・葉酸
細胞の分化に重要な役割を果たしているので、
胎児にとって必要不可欠です。
妊娠1ヶ月以上前から、
妊娠3ヶ月までの間は積極的に摂取するとよい。
しかし、1mg/日は超えないようにする。
推奨量 440μg/日
https://yousan-labo.com/yousan-labo/
妊娠中はつわりなどで、
食事バランスも
なかなかうまくいかないこともありますよね。
無理のない程度に、
食べれるときに食べれるものを。
そして、余裕のあるときは
栄養を考えた食事を。
サプリメントなども活用し、
母子ともに健康に、妊娠生活を送ってください!