離乳食はいつから?どうやって食べさせるの?!歯科から見た、離乳食入門編【その1】

赤ちゃんが4、5ヶ月くらいになってくると、いよいよ離乳食の時期が近づき、食器やスプーン、赤ちゃんイスなどお買い物が始まります。

そしていざ、離乳食スタート!

って....10割粥? いつ?? どうやって食べさせるの?!!

と、はじめから分からないことだらけ!!!!

そんなママさんたちのためにも、

今回は、歯医者さん目線で、正しい離乳食の食べさせ方をお伝えします。

 

離乳食開始の目安


 

1 首のすわりがしっかりしている

2 支えてやると座れる

3 食べ物に興味を示す

4 スプーン等を口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)

 

こんな様子がみられたら、そろそろ離乳食開始の時期になります。

生後5、6ヶ月が目安となりますが、月齢よりもこの4つの状態が整った頃を目安としましょう。

赤ちゃんの準備ができたら、生活リズムや授乳のリズムを徐々に整え、離乳食がスムーズに行えるように準備できたら、いよいよ離乳食の開始です。

 

正しいイス選ぼう


 

離乳食は、お子さんにとって栄養を補給するだけではなく、正しい食べ方、飲み込み方、その筋肉の使い方を学ぶ大切な時間でもあります。

この離乳食の与え方や、食べる姿勢が、顎の成長や歯並びに影響を与えていきます。

 

 

まず、きちんとした姿勢を獲得するためには、イス選びはとても重要になります。

大切なことはただ一つ。

足を床につけられるものにする


 

写真のように、成長過程によって高さを変えれるものが理想です。

足を床につけることで足を踏んばり、姿勢を正してしっかり噛むことができるようになります。

ローチェアや高さが変えることができないものの場合は、本や箱などちょうどいい高さの物を足下に置き、足がぶらぶらしないようにしてあげてください。

 

離乳食のタイミング


先ほどもお伝えしましたが、まずは生活リズムや授乳リズムを整えましょう。

子供の食事で困っていることのすべてに共通する解決策は、食事を空腹で迎えられるようにすること

 

・早寝早起き 朝日を浴びる

・体を動かしよく遊ぶ

・間食を控える

この3つを大切にしてください。

 

 

 

離乳食は、1日1回午前中から開始するので朝起きてすぐの授乳からは4時間ほどあけ、次の授乳のタイミングを離乳食の時間にする。など、時間を決めてあげるようにしましょう。

 

離乳食の食べさせ方


 

 

 

 

 

 

 

まずは10倍粥から。作り方はこちらを参考に。via cookpad.com ia www.akamama.co.jp

米から作る場合は火をかける前に、十分に水を吸わせることが失敗しないコツです。

それでは、食べさせてみましょう。

 

 

スプーンを唇の手前におき、赤ちゃんが口を開けるのを待つ。

 

口をあけたら、スプーンを口の中に入れますが、このとき決して入れ過ぎないでください。スプーン先を少し入れる程度で大丈夫です。

 

赤ちゃんが口を閉じたら、スプーンをぬいて、飲み込んだことを確認した後、次に進んでください。

 

食べさせるにあたって必ず守っていただきたいことは4つ。

  1. スプーンを唇の手前におく
  2. スプーンを奥まで突っ込まない
  3. 赤ちゃんが口を閉じてからスプーンをぬく
  4. 口を閉じる前にごはんを上あごにこすり付けない

 

赤ちゃんが自分で口を閉じて捕食することが重要で、唇の力をつけることにつながります。

食べ急ぐと、咬まずに飲み込む習慣がついてしまいます。もぐもぐ、ごっくん。と、一口ずつ、ゆっくりすすめてください。

 

これらがごはんを食べる上での基本となります。

離乳食は作る手間やなど大変なことも多いですが、今は便利の物もたくさん売っているので、色々な物を活用しながら、楽しく離乳食をすすめていけるといいですね。

 

まとめ


離乳食に悩みはつきものです。

赤ちゃんによっては卒乳するまで全然食べなかったり、はじめからすごく食べる子がいたり、様々です。

この時期の栄養源はまだ哺乳が主体になるので、あまり悩みすぎず、ゆっくり赤ちゃんのペースをつかんでいきましょう。

そして何より、食事が楽しいと思える空間作りを大切にしてくださいね。

 

[参考図書] 堤ちはる・土井正子 「子供の食と栄養」

平岩幹男 「やさしく学べる子供の食」