赤ちゃんの歯はいつから作られているのか、ご存知ですか??
実は、お腹にいる時から、
赤ちゃんの歯は作られ初めています!
産まれたての赤ちゃんには歯がはえていないのに、
歯が生える準備はお腹にいる頃から始まっているんです!
より丈夫な歯を作るためには、
お母さんからの十分な栄養摂取が必要不可欠!!
今回は丈夫な歯を作るための栄養のお話です!
まずは、
赤ちゃんの歯がいつどのようにできるのか。
それは妊娠初期から始まります。
妊娠7週頃〜 乳歯の歯胚(歯の芽)ができ始めます。
妊娠4〜6ヶ月頃 乳歯の石灰化(硬くなる作業)が始まります。
永久歯の歯胚ができ始めます。
妊娠9ヶ月頃〜 乳歯の歯冠部(頭の部分)の形成が進みます。
丈夫な歯を作るためには、
妊娠中のお母さんの食生活が重要となってきます。
【赤ちゃんの歯に必要な栄養素】をご紹介します。
◎タンパク質 〜歯胚を作る〜
歯胚はタンパク質の塊ですので、
歯胚ができる妊娠7週頃から必要な栄養素になります。
(あじ、卵、牛乳、豆腐など)
◎カルシウム 〜歯の石灰化を助ける〜
虫歯にならないためには、
歯が十分な硬さを持っている必要があります。
そこで重要になるのが、石灰化です。
カルシウムは、歯の石灰化を助ける栄養素になります。
妊娠中はカルシウムの吸収率が高まるので、
1日の所用量は一般成人女性と同じ600〜700mg。
石灰化が行われる、妊娠4〜6ヶ月頃に意識して
摂取するようにしてください。
(ひじき、チーズ、しらすぼしなど)
◎ビタミンA 〜エナメル質を作る〜
ビタミンAは、歯の表面のエナメル質を作るのに必要な栄養素になります。
石灰化が行われる妊娠4〜6ヶ月頃、
カルシウムと一緒に摂取しましょう。
(豚肉、レバー、ほうれん草、にんじんなど)
◎ビタミンC 〜象牙質を作る〜
ビタミンCは、エナメル質の内側にある象牙質を作るのに必要な栄養素です。
石灰化が行われる妊娠4〜6ヶ月頃、
カルシウムやビタミンAと一緒に摂取しましょう。
(ほうれん草、みかん、さつまいもなど)
◎ビタミンD 〜カルシウムの代謝や石灰化に影響〜
ビタミンDは、カルシウムの代謝に影響し、
石灰化時のカルシウムの吸収を手助けする役割をもちます。
そのため、石灰化時にカルシウムと一緒に摂取するようにしましょう。
(バター、卵黄、牛乳など)
これらの栄養素は、
すべて健康な体をつくるために必要不可欠なものであり、
特別丈夫な歯をつくるためだけのものではありません。
歯は、身体の一部分であり、
身体にいいものは、
歯にいいものでもあります。
偏食を減らし、
バランスのいい食事をして、
丈夫な歯を作りましょう!!!