子供の背骨の成長が歯並びに関係する?!ちょっと待って!つかまり立ち!

赤ちゃんと大人では背骨のカーブの形態が異なることはご存知ですか?

産まれたての赤ちゃんの背中は丸まってますよね??

生まれてから少しずつ丸みが取れ、12歳くらいまでかけて子供の背骨のカーブが出来上がります。

この背骨の形態がきちんとできることが、正しい姿勢の獲得となり、良い歯並びの獲得やそれだけではなく、体幹を育て、将来的な肩こりや腰痛など体の不調の予防となるでしょう。

 

背骨の成長形態


 

【胎児期】Cカーブ

この頃はお母さんのおなかの中で小さく丸まっているので、背骨の形態はCカーブ。

 

【新生児期】Cカーブ

産まれたばかりの赤ちゃんはまだCカーブのまま。

このCカーブを守ってあげることが大切です。抱っこの仕方や、固いベッドでの寝かせ方に注意し、背骨をまっすぐにしないよう心がけてください。

Cカーブを保って寝かせてあげると、赤ちゃんも安心してぐっすり眠ってくれますよ。

 

【首が据わる頃】Sカーブのでき始め

首が据わり始めると、首のところにカーブが一つ増えます。

腹這い遊びをたくさんさせてあげてください。

この頃からバンボのような、腰がすわらなくても座らすことができるイスを使用することができます。

しかし、このようなイスにも注意が必要です。

ハイハイ前に長時間座らせると、猫背が定着してしまい首肩腰のコリの原因になります。

必要最低限の使用のみのご利用をおすすめします。

 

【動き始め〜小学校卒業】Sカーブ

動き始め、ハイハイが始まるといよいよSカーブの形成が始まります。

何と言っても、この時期が背骨の成長において一番大切な時期になります!!!

ハイハイはできる限り長い期間させてあげてください。

最近は子供にとって身近につかまるところが多く、身軽な子だと、ハイハイとばしをして、つかまり立ちをし、歩き始めてしまう子供もいます。

しかし、ハイハイをすることが背骨にとって1番重要なプロセスになんです!

Sカーブをきちんとつけることで体幹を育て、子供はこけにくくなります。大人になってからも、とても重要です。

早く歩いてもらったほうが、お父さんお母さんは楽にはなりますが・・・

なるべく、手で支えて立たせてみたり、つかまり立ちをさせたりすることはひかえてください。

言っても数ヶ月です!ハイハイが始まったら、なるべくあたたかく見守ってあげてくださいね。

 

 

まとめ


あかちゃんにはその時期にあった姿勢があります。

Cカーブの時にはそのカーブにあった抱き方や寝かせ方をすることで、睡眠の質もかわってきます。

そしてSカーブの形成をできるだけ温かく見守ってあげてください。

良い背骨の形態の獲得が、今後の姿勢や歯並びに大きく関わってきますよ。