離乳食が進み、
少しづつ赤ちゃんの手が伸びてくる頃、
いよいよ手づかみ食べが始まります。
しかし、
「手づかみ食べ」は
介補するほうにとっては
負担が大きいもの。
赤ちゃん自身はもちろん、
机の周囲あちらこちらに
ごはんが飛び散り、
後片付けが大変で憂鬱…
大変なことは多いけれど、
この間赤ちゃんは
目、耳、鼻、手で
たくさんのことを学んでいるんです!
手づかみ食べとは。
大人からみると
ただ手でつかんで
食べ物を食べるだけのことなのですが、
1歳前後の子供は
このことから
たくさんのことを学びます。
①目で見て食べ物を認識する
②手で触って食べ物の固さを実感する
③一口の適量や、自分で捕食できることを知る
このように
手づかみ食べの一連の流れから、
目、手、口の協調性が育ちます。
初めて豆腐をつかむ時は
潰してしまいますが、
2度目からは学習し
優しく持つことを学びます。
大人には当たり前のことが
当たり前ではなく、
少しずつ
子供にとっても
当たり前に変化していきます。
いつからと、
大人が意気込まなくても大丈夫ですが、
生後9ヶ月以降で
赤ちゃんが食べ物に手を伸ばしてきたら、
徐々に始めてあげましょう。
スタート時は
赤ちゃんの周辺は大惨事になりますが、
床にマットを置くなど、
片付けが楽になるようセッティングし、
赤ちゃんがどれだけ汚れても
笑って過ごせる
心の準備をしておくといいですね!
1歳以降、
一人でごはんが食べれる子と
大人に食べさせてもらう子の差が出てきます。
どちらが悪いという訳ではないですが、
手づかみ食べを多くすることで
「自食の発達をうながす」
と言われているので、
興味を持ち始めたら
あまり手を出さないようにしていくと良いでしょう!
いろんな大人の都合を含め、
手を出しがちになってしまう赤ちゃんの食事。
始めはめちゃくちゃですが、
少しずつ赤ちゃんも学習していきます。
心の余裕がある時に、
一緒に成長を楽しみながら始めてみてくださいね!