「歯周病を治すと、糖尿病も良くなる」

こんなこと、聞いたことはありませんか？

お口は、食べ物が

最初に通る消化器官。

全身の健康とも

密接な関係があるんです！

糖尿病って、どんな病気？

糖尿病とは

血液の中の「糖」が

うまくコントロールできなくなる病気。

本来、この「糖」は

体を動かすために大切なものです。

「インスリン」と呼ばれる物質が

血液中の「糖」が

多すぎたり少なすぎたりしないよう

調整をしてくれています。

この「インスリン」が

急に出なくなってしまう「１型」と

働きが徐々に悪くなってしまう「２型」という

２種類の糖尿病があります。

日本人のほとんどは、この「２型」で

「生活習慣病」とも呼ばれています。

この血液中の「糖」が

高くなってしまうことで

「疲れがたまりやすい」「頻尿」

などの初期症状から

「網膜症」「腎症」「神経障害」といった

重篤な症状を引き起こしていきます。

糖尿病にかかると歯周病がひどくなる？

糖尿病にかかると

全身の血液が脆くなり

免疫が下がることで

バイキンに感染しやすくなります。

その影響は、

お口の中の歯茎にも

現れてきます。

そう、歯周病は

歯周病菌というバイキンの感染です。

ということは、

糖尿病になると

歯周病もどんどん進行していってしまうのです。

また、歯科治療に際しても

糖尿病がコントロールできていない状態では

感染のリスクが高く

抜歯などの処置ができなくなってしまいます。

適切なブラッシング、クリーニングを受ければ大丈夫

そんな恐ろしい糖尿病ですが

まずはお医者さんに

しっかりと相談することが大切です。

食事のコントロールで抑えられることも多くあります。

コントロールされていれば、

歯周病への悪影響も

少なく抑えることが可能です。

また、歯周病に関しても、

以前、「歯周病は心配ですか？」でお話しした通り

日々のブラッシングがしっかりとできていれば、

糖尿病であろうと、

歯周病を抑えることは十分に可能です。

「糖尿病は歯周病の進行スピードを早めるだけ」

と言うと分かりやすいかもしれません。

つまり、健常な状態と全く同じで

適切なブラッシングによって

歯周病は防げるのです。

歯のクリーニングをすると、糖尿病が良くなる？

反対に、

歯のクリーニングを受けると

糖尿病が良くなると言うことも

最近では言われています。

最初にお伝えしたように

お口は食べ物が通る

最初の消化器官。

全身の健康の源になるのです。

まとめ

さて、糖尿病の方は

歯周病が悪くなりやすいこと、

しかし

適切なブラッシングで

十分に予防可能なことが分かりました。

是非、歯医者さんでのクリーニングも

しっかりと受け

健康な状態を保っていきましょう！