恐怖!タバコはやっぱりお口の健康にも悪いんです!

「タバコがなかなかやめられない!」

「身体に悪いのは分かっているけど

我慢するのも身体に悪い!」

 

愛煙家の方からは、

こんな声が聞こえてきそうです。

 

今回は、そんな「タバコ」の

お口の健康への影響を

一緒に学んでいきましょう!

 

タバコの何がいけないの?


 

 

 

ご周知の通り

タバコのもっとも悪い成分は

「ニコチン」です。

 

主にこの「ニコチン」が

身体的、あるいは心理的依存を引き起こします。

その他様々な成分とともに

身体の健康を蝕む原因となっています。

 

これは、吸っている本人だけでなく

家族など、周りの人も

「受動喫煙」という形で影響が出てしまいます。

 

電子タバコも同様で、

近年、健康への悪影響が

研究の結果で出ています。

最近では厚労省からも

注意喚起が出ています。

 

口の中にはどんな影響があるの?


 

煙が最初に通過するのが、お口。

もちろん、様々な影響が考えられます。

 

もっとも重大な影響の一つに

「歯ぐきが弱くなり、歯周病が進行する」

ということが挙げられます。

 

「ニコチン」はとても強い毒です。

そのため、人間の体の中では、

「肝臓」で解毒が行われます。

そして、この解毒には

ビタミンCが大量に使われます。

 

 

ビタミンCは

「コラーゲン」を作り出すために必要な

大切な栄養素です。

つまり、歯ぐきや皮膚の健康の

大切な源なのです。

 

また、ビタミンCは人間の体の中では作れないため

外部から摂取するしかありません。

 

タバコを吸うと

その解毒に大量のビタミンCが使われてしまい

肝心の「コラーゲン」生成に不足してしまいます。

 

喫煙者は肌が荒れたり

老化した状態になるのは、このためです。

 

そして、これが、歯ぐきにも影響してきます。

 

歯周病が進んで、歯が抜けてしまう!?


 

 

この歯ぐきへの影響により、

歯ぐきから出血したり、

歯石がつきやすかったり、

歯の周りの骨が溶けるのが

急速になったりします。

 

大航海時代、

船乗りたちが、ビタミン不足により

歯ぐきから血を流して死んでいった

「壊血病」をイメージすると

分かりやすいかもしれません。

 

この出血しやすい状況は

たった2週間禁煙するだけでも

改善が見込まれます。

しかし、歯周病に対する改善効果は

禁煙から10年以上必要になります。

 

歯周病は症状なく進行することの多い

恐ろしい病気です。

なおさら、早期の禁煙が望まれますね!

 

まとめ


 

タバコは地球全体では

増加傾向にありますが、

先進国では減少方向にあります。

 

なかなかやめられないのがタバコ。

しかし、正しい知識をつけ

医療機関のサポートを受けながら

是非、禁煙に挑戦してみてください!

 

参考図書:稲垣 幸司他 歯科から発信!あなたにもできる禁煙支援