子供の水筒にスポーツ飲料いれてませんか?その糖分危険です!!

今年の夏はとても暑く、

熱中症対策として

「スポーツ飲料」を水代わりとして

お子さんに飲ませているのを

多く見かけました。

 

しかし、

スポーツ飲料や

赤ちゃん用として売られているイオン飲料に、

どれくらいの砂糖が含まれているかは

ご存知でしょうか??

 

もちろん、

スポーツ飲料が必要な時もありますが、

是非、その利点欠点も

知っておいてください!

 

 

そもそも、スポーツ飲料って??


 

運動や日常生活などにおける発汗によって、

体から失われた水分やミネラルを、

効率良く補給することを目的とした飲料です。

 

カリウムやナトリウムといった

電解質を含むことで、

体液に近い浸透圧で

体にすばやく吸収されます。

 

運動や重労働など、

たくさん汗をかいた時を

想定して作られた飲料のため、

筋肉回復を促す「クエン酸」や、

疲労回復のエネルギー源になる

「ブドウ糖」や「ショ糖」を多量に含んでいます。

 

そうです。

 

その、「ブドウ糖」や「ショ糖」に問題があります。

 

では、どれほどの糖が含まれるのでしょうか。

スポーツ飲料に含まれる糖分量


 

 

ペットボトル(500ml)1本あたりの砂糖の量で比較してみると...

  • ポカリスエット  33.5g(スティックシュガー約11本分)
  • アクエリアス   23.5g(スティックシュガー約8本分)
  • ダカラ         23.0g(スティックシュガー約8本分)

そして、0歳から飲めるイオン飲料水として販売されている

  • アクアライト   27.5g(スティックシュガー約9本分)

 

これだけの量の糖分が含まれています。

 

もしも、これらを

水代わりに飲ませてしまっていると、

虫歯になるのもおかしくはありません。

 

赤ちゃんの頃から

この飲み物に慣れてしまうと、

ますます水なんて受け付けなくなります。

 

近年は、

『ペットボトル症候群』といった、

清涼飲料水による

糖分のとり過ぎで起こる

急性の糖尿病も

問題になっているので、

注意が必要です。

 

正しいスポーツ飲料の飲み方


 

【乳幼児】

  • 過度な運動や極端に汗をかいた時以外は、普通の水を与える。
  • 水代わりとしては与えない。
  • 下痢や嘔吐でスポーツ飲料を飲ませるときは、症状が軽減したら中止する。喉が渇いたときは水を飲ませる(スポーツ飲料の代わりに経口補水液の利用も良い)
  • 寝る前や寝ながらは与えない
  • 入浴後は水を与える

 

【学童】

  • 運動で汗をかくときはスポーツ飲料水を薄めて飲み、運動後は水を飲む。
  • 食事中など、飲む習慣を与えない。
  • 水代わりとして与えない。喉が渇いたときは水またはお茶を飲む。

 

 

まとめ


 

激しい運動や

多量に汗をかいた時には

スポーツ飲料は有益です。

 

しかし、常に飲むには砂糖が多すぎます。

 

水とスポーツ飲料を使い分け、

うまくスポーツ飲料水とつきあっていきましょう。

 

[1]公益社団法人 日本小児歯科学会