今年の夏はとても暑く、
熱中症対策として
「スポーツ飲料」を水代わりとして
お子さんに飲ませているのを
多く見かけました。
しかし、
スポーツ飲料や
赤ちゃん用として売られているイオン飲料に、
どれくらいの砂糖が含まれているかは
ご存知でしょうか??
もちろん、
スポーツ飲料が必要な時もありますが、
是非、その利点欠点も
知っておいてください!
運動や日常生活などにおける発汗によって、
体から失われた水分やミネラルを、
効率良く補給することを目的とした飲料です。
カリウムやナトリウムといった
電解質を含むことで、
体液に近い浸透圧で
体にすばやく吸収されます。
運動や重労働など、
たくさん汗をかいた時を
想定して作られた飲料のため、
筋肉回復を促す「クエン酸」や、
疲労回復のエネルギー源になる
「ブドウ糖」や「ショ糖」を多量に含んでいます。
そうです。
その、「ブドウ糖」や「ショ糖」に問題があります。
では、どれほどの糖が含まれるのでしょうか。
ペットボトル(500ml)1本あたりの砂糖の量で比較してみると...
そして、0歳から飲めるイオン飲料水として販売されている
これだけの量の糖分が含まれています。
もしも、これらを
水代わりに飲ませてしまっていると、
虫歯になるのもおかしくはありません。
赤ちゃんの頃から
この飲み物に慣れてしまうと、
ますます水なんて受け付けなくなります。
近年は、
『ペットボトル症候群』といった、
清涼飲料水による
糖分のとり過ぎで起こる
急性の糖尿病も
問題になっているので、
注意が必要です。
【乳幼児】
【学童】
激しい運動や
多量に汗をかいた時には
スポーツ飲料は有益です。
しかし、常に飲むには砂糖が多すぎます。
水とスポーツ飲料を使い分け、
うまくスポーツ飲料水とつきあっていきましょう。
[1]公益社団法人 日本小児歯科学会