前回の『虫歯ゼロの取り組み』では、
虫歯ができる3要素
①歯
②虫歯菌(ミュータンス菌)
③糖質
この3つが揃った時に虫歯になること。
その中でも②の虫歯菌の数を減らす大切さのお話をしました。
そこで今回は、①歯 を虫歯から守る方法をお伝えします!
永久歯、乳歯に限らず、
奥歯の溝は虫歯になりやすい部位です。
特に、生えたての奥歯は
歯の質が未成熟で、
溝が複雑な形をしているため
食べ物が残りやすく、
虫歯菌のたまり場となります。
フッ素塗布や歯ブラシでも
溝の奥深くまでは
十分な効果が得られません。
そこで、シーラントは
物理的にその溝を埋めてしまい、
食べかすや虫歯菌がたまることを防ぐことで
虫歯を予防します。
シーラントは
奥歯の溝の虫歯を予防するために
推奨される方法と認められ ています。
是非、乳歯と永久歯の奥歯がはえてきたら、
早めにシーラントを行い、
虫歯予防をしましょう!
[1]Ahovuo-Saloranta A, Hiiri A, Nordblad A et al.: Pit and fissure sealants for preventing dental decay in the permanent teeth of children and adolescents. The Cochrane Database of Systematic Reviews 2008(4): CD001830.
[2]日本口腔衛生学会 う蝕のない社会の実現に向けて
[3]前田隆秀ら 小児の口腔科学