前回、正しい「嚥下(飲み込み)」を
身につけるために、
「授乳期」における注意を
お伝えしました。
さて、今回はいよいよ、
「離乳期」での嚥下について
お伝えしたいと思います!!
乳を反射で飲む
赤ちゃんの「哺乳期」から、
離乳食が始まって
完了する時期まで、
口の中はダイナミックに変化し、
「嚥下」を獲得します。
これを正しく獲得するためには、
赤ちゃんの成長にあった
食べさせ方や食べ物を
与えてあげなくてはいけません。
●離乳食初期
「食べ物は唇の前方部に置きましょう。」
「自分で」食べ物を口に入れ、
「唇をしっかり閉じてから」
スプーンを抜き取ってください。
その後、
舌を上下に動かすことで
「嚥下」を獲得していきます。
●離乳中期
成長に見合った
「食べ物の形態」が重要な時期です。
「形があって柔らかい」
ペースト状ではなく、
かぼちゃなどを
柔らかく煮た塊をあげましょう。
舌で上あごに押し付けて
つぶして飲み込む練習をしていきます。
「離乳期」は
嚥下を身につける
重要な時期になります。
「口を閉じてご飯を食べさせる。」
ということを念頭に置き、
時期にあったもの、
舌を良く動かせる食べ物を
食べさせてあげましょう。
そして何より、
体全体の発育があっての歯並びです!!
背骨の湾曲を
きちんと形成させるためにも、
早く歩かせることなく、
「はいはい」の時期を
十分取らせることも大切です!!
正しい姿勢を獲得し、
正しい歯並びを取得しましょう!!
参考図書;鈴木設矢 GPのための床矯正・矯正のすすめ