ムシ歯だけじゃない!!肥満も、心臓病も、○○が原因だった!?

いろんなダイエットを試したけれど

なかなかうまくいかない…

なんどもリバウンドしてしまう…

 

歯のことと

何も関係ない話のように聞こえますが

実は、同じ

「砂糖」

に関わる話なんです。

 

 

「砂糖」が脂肪になる!?


 

「砂糖」がムシ歯の原因であることは

みなさんご存知の通りです。

 

しかし、

「砂糖」が「脂肪」に

変わることはご存知でしょうか?

 

血糖値(血液の中の糖分の量)は

「インスリン」というホルモンによって

調整されています。

 

 

血糖値が上がると

膵臓(すいぞう)から

「インスリン」が分泌され、

血糖値を下げます。

 

この「インスリン」が

生産されすぎたとき、

体内の余分な糖分を

「脂肪」に変えて

蓄えるという働きをするのです。

 

なかなか痩せられない…それは、インスリンが出過ぎだったから!?


 

この「インスリン」は

余分な糖分を「脂肪」に変えて

蓄えるだけではなく、

すでに蓄えられた

「脂肪」を燃焼させないように

働くというのです!

 

つまり、糖分が常に

体内にある状態だと、

どれだけ頑張って運動しても

脂肪を燃焼できない状態、

ということだったのです!

 

「砂糖」だけではなく、「炭水化物」も同じ効果!?


 

実は、

「炭水化物」は、

体の中で分解されると、

全て「グルコース」になります。

 

これは、つまり

「糖分」ということです。

 

 

この「グルコース」は

先ほどの話と同様に、

量が多過ぎれば

「インスリン」の働きによって

「脂肪」として

体内に蓄えられるようになるのです。

 

「炭水化物」の中でも

精製されたものほど、

体内で「糖分」として

吸収されやすいというのです。

Jennie Brand et al (1996) The G.I. Factor

 

まとめ


 

「砂糖」だけでなく

「炭水化物」も含めて

体内で「インスリン」の分泌を増やし、

「脂肪」を蓄える原因となっていたのです。

 

「砂糖」は、ムシ歯など、

直接的な害があるだけでなく、

間接的にも

体にとって「毒」であるのです。

 

かつての伝統食には

「砂糖」など一切入っていませんでした。

 

現代食から「砂糖」を排除するのは

とても困難なことだと思います。

 

しかし、体のためにも、

量をセーブすることが

必要だと言えます。

 

 

[参考資料] H. Leighton Steward et al "Sugar Busters!"  (1998)