うちの子、歯が足りないって言われた!?大丈夫!?

こんにちは、

名古屋市昭和区・千種区・天白区・瑞穂区からも通いやすい

八事日赤の歯科医院(歯科・歯医者)たきかわの森歯科クリニックの歯科医師・長谷川です🌳

 

歯医者に連れて行ったら、

「お子さん、大人の歯が足りない可能性があります」

って言われたけど、大丈夫?!

そんなご心配をお持ちの方も見えるかと思います。

 

今回は、「大人の歯が足りない」

あるいは「歯が多い」というケースについて

お話ししていきたいと思います!

 

歯が少ない?多い?そんなことあるの?


 

 

大人の歯(永久歯)の数が足りないことを

「先天性欠如」と言い、

数が多くある歯を「過剰歯」と言います。

 

どちらも、すごく珍しい!わけではなく、

「先天性欠如」は10人に1人(9%)程度、

「過剰歯」は、前歯にできる可能性が100人に1人(1.13%)程度

と言われています。

 

レントゲンを撮って初めてわかることがほとんどで、

5〜6才の生え変わりの時期で発見されることが多いものです。

(それより早くレントゲンを撮ることが少ないからです)

 

先天性欠如、どうしたらいいの?


 

「先天性欠如」の場合、

大人の歯が生えてくることはありませんから、

子供の歯を大切に使っていく必要があります。

 

そのため、虫歯にならないよう

より注意することが大切です。

そうすれば、30〜40代まで

子供の歯のままで使っていけることも多々あります。

 

しかし、子どもの歯は

必ず少しずつ溶けていき、いずれ抜けてしまいます。

そのため、抜けてしまった後の治療方法を

あらかじめ相談していくことが大切です。

 

また、早くに無くなってしまう場合は

歯並びに影響もあるので、

見つかった時点で

その点も確認しておくと良いでしょう。

 

過剰歯はどうしたらいいの?


 

「過剰歯」の場合、

生え変わりに影響を及ぼす可能性があります。

 

「過剰歯」が邪魔して

大人の歯が生えて来れない場合には、

早期に外科的に抜いておく必要があります。

 

分かった時点で、

歯並びのことも含めて相談できると良いでしょう。

 

まとめ


 

「先天性欠如」「過剰歯」どちらも

決して珍しいわけではなく、

大きな心配はいりません。

 

しかし、生え変わりや

歯並びに影響することもあるため、

早めに歯医者さんで相談できると良いですね!

 

[参考文献] 小児の口腔科学 前田隆秀ら 学建書院

 

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