前回、歯ブラシの正しい選び方をお伝えしましたが
歯磨き粉は、みなさんどのように選んでいますか??
みなさんの好みもあるかと思いますが、
今回は、歯医者さん目線で、歯磨き粉の選び方をお伝えします!
歯磨き剤に含まれるフッ化物は
歯を強くして、むし歯を予防します。
時々使うのではなく、
継続して使用することが、むし歯予防効果を高めます。
※乳児の場合はうがいが出来るようになってから、使用するようにしてください。
現在市販されている歯みがき剤の
約90%にフッ化物が配合されていますが、
選ぶときには成分表示を確認しましょう。
フッ素配合の歯磨き粉にはよく見ると、
【ppm】という文字があります。
これはフッ素濃度の単位です。
6歳未満のお子さんは
1000ppmを超える歯磨き粉の使用はできません。
上の表を参考に、
年齢にあったフッ素濃度の歯磨き粉を選んでください。
歯磨き粉には
① ペーストタイプ
② ジェルタイプ
③ 液状タイプ
の3つのタイプがあります。
① ペーストタイプ
もっとも主流なタイプです。
発泡性があり、
磨くとお口の中で泡が広がります。
爽快感があり、磨いた後はさっぱりします。
写真上は子供用の950ppmペーストタイプ。
発泡性があるため
歯磨き後はうがいが必要となるので、
うがい後にジェルタイプのフッ素入りは磨き粉で軽く磨き、
フッ素を歯全体に行き渡らすことをおすすめします。
写真下は大人用の1450ppmペーストタイプ。
ペーストタイプですが低発泡性のため、
長時間磨きやすく、
うがいも少なくすみます。
②ジェルタイプ
発泡性がないので、
長時間磨くのに適しています。
フッ素が停滞しやすく、
仕上げ磨きとしても◎
写真はバナナが500ppm 6歳までのお子さん用
ピーチ、グレープ、レモンティーが950ppm
ミントが1450ppm
③液状タイプ
発泡性がないので
長時間磨くのに適していますが、
フッ素の停滞性は低いと言えます。
虫歯予防には
「フッ素入り歯磨き粉」を使うと良いでしょう。
年齢にあったフッ素濃度の物を選び、
ペーストタイプよりもジェルタイプのものの方が
フッ素停滞性がいいので、オススメです。
ペーストタイプのものは、
歯磨き後のうがいは軽く1、2回にし、
なるべく洗い流さないようにしてくださいね!