高血圧。
生活習慣病の一つでもあり、
日本人の多くが
高血圧と言われています。
なんと、30〜40歳以上の約半分が
高血圧とも言われています。
さて、そんな身近な高血圧とは
どんな病気で、
歯科治療にはどんな影響があるのでしょうか?
血圧には
「収縮期血圧」と「拡張期血圧」とがあります。
いわゆる、「上」とか「下」とか
言うやつですね!
心臓が拍動し
収縮した時の血圧が、「上」。
心臓が拡張して
血圧が最少となったのが「下」。
成人では
140/90 mmHgを正常血圧とします。
上が160mmHg以上、下が95mmHg以上の
どちらか、あるいは両方の場合を
「高血圧」と言います。
遺伝の影響や
生活習慣、つまり塩分の多い食事や運動不足、
そして過剰な食事による肥満などが
原因となります。
自覚症状はない場合が多いですが
頭痛、めまい、肩こり、頭重感などの症状が出る場合もあります。
[1]より抜粋
降圧剤を飲んでいたり
血圧がコントロールされている場合は
問題なく治療が行えることが多いと言えます。
しかし、治療前に血圧を測ったり
管理をすることが大切です。
血圧に最も影響するのが
「ストレス」。
歯医者に来ると
誰でも緊張してしまうもの。
それだけで、血圧は20も30も上がります。
これは「白衣性高血圧」とも呼ばれます。
歯医者に慣れ、先生との信頼関係ができ
安心して治療を行えることが大切です。
血圧が安定する
午前中に治療を行うことも
効果的です。
歯医者では
誰でも緊張して
血圧は上がってしまうものです。
180mmHg以上になった場合は
治療を延期することもあります。
まずは、しっかりと血圧を把握し
管理してもらうことが大切です。
安心して治療を受けられるよう
あらかじめ血圧が高い方は
申し出てくださいね!
[1] 高血圧治療ガイドライン - 日本高血圧学会
[2] 西田百代ら 有病高齢者歯科治療のガイドライン