虫歯って何色?黒くないから安心?隠れ虫歯に気をつけて!

「虫歯なんてない!」

そう思っていたのに、

歯医者の検診で虫歯が発覚!

 

黒い所はないのにどうして?!

 

…そんな経験ありませんか??

 

特に、子供の場合は

毎日見ているはずなので、

びっくりすることが多いかもしれません。

 

実は虫歯には、

単純に「黒い虫歯」と、

見た目は何ともなさそうなのに

「歯の中で広がっている虫歯」があります。

 

今回はそんな虫歯についてのお話です。

 

虫歯ができる場所


虫歯ができる場所は

①咬む面の溝 

②歯の横の面 

③歯と歯の間 

と、大きく分けてこの3パターン。

 

①咬む面、は歯の溝の部分。

 

②歯の横の面では、溝の部分に加え、

汚れがたまりやすい

歯と歯茎の境目に虫歯ができやすく、

黒や茶色に変色します。

 

③歯と歯の間の虫歯は、

上からも横からも

直接見ることができないため、

黒い部分を見ることなく、

知らない間に

中でどんどん広がってしまいます。

 

では、実際どのようにみえるのか見てみましょう。

 

咬合面う蝕(咬む面)


 

 

この虫歯はわかりやすく、

黒く変色しています。

 

しかし、実際は穴もあいていて、

中で虫歯が

すごく広がってしまっているパターンです。

 

隣接面う蝕(歯と歯の間)



 

 

 

この左の写真で、どこが虫歯かお分かりですか??

正解は...

 

 

 

 

 

この灰色の部分です。

色が変色してしまっていた部分はわかりやすいのですが、実は、歯と歯の間も虫歯になっています!

レントゲン写真でみてみると...

 

 

 

 

 

 

レントゲン写真にははっきりと、

歯と歯の間に虫歯がうつっています。

 

ちなみに、咬合面う蝕でご紹介した

歯の隣接面(歯と歯の間)にも虫歯を発見!!

 

 

 

このように、

見た目ではなんともなさそうな歯でも、

レントゲン写真でみてみると、

実際は中で大きく

虫歯になっていることがあります。

 

このような虫歯は、

穴があいてしまった頃には、

虫歯が大きくなりすぎていることが多いため、

 

「穴があく前」早期発見が重要になります。

 

まとめ


 

このように、

「虫歯=黒色」

というわけではなく、

見た目ではわからず

大きくなっているものがあります。

 

虫歯というのは

痛みが必ず出るものでもありませんし、

隠れてこそこそ大きくなるものがほとんどです。

 

乳歯は、永久歯に比べて、

ひとたび虫歯になってしまうと

進行速度が速いため、

どんどん大きくなってしまいます。

 

「黒いものを見つけてから」

「症状が出てから」

では遅いのです!

 

ぜひ、何の症状もない時にこそ、

お近くの歯科医院で

検診を受けてみてくださいね!