以前もご紹介したように、
歯並びは
お口の周りの筋肉で決まります。
お口の周りの筋肉とは、
大きく分けて
外側は、唇、頬。
内側は、舌。
今回は、唇の筋肉に
クローズアップしていきましょう!
注意!!「口ぽかん」!! 赤ちゃんから大人もみんな気をつけて!!
で詳しくご紹介しましたが、
お口をいつも「ぽかん」と開けている子は
様々な弊害が生じてきます。
そのなかのひとつとして
「歯並び」への影響があります。
つまり、「ぽかん」と開いている子は
前歯が外側に出て
いわゆる「出っ歯」の子になってしまう
ということです!
歯医者さんで行う検査として
「口唇筋力固定装置」
というものがあります。
[3より抜粋]
これで、どれくらいの唇の力があるか
客観的に評価できます。
この器具自体を使って
唇の力を鍛えることもできます。
[3より抜粋]
また、「ボタンプル」
とよばれる方法も
簡単でおすすめです。
[2より抜粋]
ボタンに紐をつなぎ
その先にペットボトルなどをつけます。
ボタンを唇でくわえ(歯で噛むわけではありません)
5秒耐える〜5秒休む
を繰り返すものです。[1]
[2より抜粋]
または、紐の先を
引っ張ってあげて
遊びながら鍛えることも
効果がありますよ!
唇の力を鍛えるには、
様々な方法があります。
[3より抜粋]
是非、楽しみながら
唇を鍛えて、
正しい歯並びを獲得しましょう!
[1] 大矢 和可, 金子 知生, 半田 薫, 飯田 順一郎 口輪筋の筋力、持久力の強化に対する有効なトレーニング法について 日本顎口腔機能学会雑誌 1340-9085:15巻2号;131-138
[2] 飯田 順一郎, 金子 知生, 山本 隆昭, 佐藤 嘉晃 口唇閉鎖不全の患者に対する対処法について 北海道歯誌 36:43─ 46, 2016
[3] 鈴木設矢 GPのための床矯正・矯正のすすめ