ムシ歯を作らないための、「真の予防」とは!? 〜第2幕〜

前回(〜第1幕〜)に引き続き

今回もホワイト博士とともに

「そもそも、昔は虫歯ってあったの?」

という疑問を胸に

世界中を旅してみましょう!

 

極寒の地で生きるエスキモーの村で見たものは!?


 

1年の3/4以上を

厳しい冬の中暮らす

イヌイット(エスキモー)たち。

 

彼らの主食は、

海から採れる鮭や

アザラシなど。

動物の内臓や

アザラシ油に浸した鮭などからは

豊富なビタミンを摂ることができます。

 

そんな伝統食を食べる彼らは、

両手に45キロずつ、

そして歯で45キロの

荷物を持つことができるほど

強靭な肉体をもっています。

 

 

そのような伝統食を食べている村では

健康な歯ばかりであるのに対し、

近代食が入ってきた村で

ホワイト博士が見たものは、

虫歯に犯された口と

歯並びの悪くなった子供達でした。

 

 

では、南に下っていき

北米のインディアンたちの村を旅してみましょう!

 

インディアンたちの村で見たものとは!?


 

北米には、かつて多くの種族が住んでいました。

インディアンと呼ばれる彼らは、

未開の地で

独自の文化を守り続けてきました。

 

ホワイト博士が世界を旅した

1930年代当時は、

まだまだそんなインディアンたちが多く存在していました。

 

そこでも、同じ光景を目にしたのです。

 

 

ある部落ではムシ歯のない

健康な口を持っていたのに対し、

 

 

ある部族は、多くがムシ歯に犯されていました。

彼らは、近代の食事をとり、

朝食には、精白小麦粉で作られたパンに

砂糖の入ったジャムを塗って食べていたと言うのです。

 

 

また、特筆すべきは

両親が近代食を摂るようになって

生まれた2世代目から、

すでに歯並びの変化が始まっていたと言うのです。

 

ひとまず、まとめ。もう少し、旅は続きます。


 

いかがでしたでしょうか。

どうやら、世界中で同じような現象を

ホワイト博士は発見したようです。

 

では、遠く離れた

アフリカやオーストラリアでは

どんな状況なのでしょうか?

 

引き続き、もう少し、この旅にお付き合いください!

 

参考図書:Nutrition and Physical Degeneration ( 2009)Weston A. Price