「よく噛んでください。」
と、よく歯医者で言われるセリフですが、
今までよく噛んでいなかった子供が、
突然よく噛むというのも難しいことです。
よく噛めるようになるためには、離乳食を適切に進めることが大切です。
上記2つのことに気をつけて、離乳食を進めていきましょう。
噛まない。口にためて飲み込まない
原因;空腹でない。食が細いのに与える量が多い
対応;食事時に空腹になるように生活リズムを見直す
食事時間を切り上げる
チュチュ食べ(舌と上顎に食べ物をはさみ吸う)
原因;眠い。指しゃぶりの代わり
対応;食事時を空腹にし、卒業させる
飲み込みが下手
原因;飲み込む時にむせたり、飲み込まずに口にためる
対応;噛む力が未熟な時は、柔らかいものに戻し、唇を閉じながら飲み込む練習から始める。
舌つぶし、歯茎つぶしの順に練習していく。
詰め込みすぎず、一口の適切な量を教える。
硬いものが噛めない
原因;硬いものを食べる経験が少ない。少食で食べることに時間がかかる。
対応;前歯でのかみとりや咀しゃくの動きを練習させる。
よく噛まずに丸飲みする
原因;硬すぎたり、細かすぎると、舌や歯茎で潰せず丸飲みになりやすい
硬すぎるものを早くから与えると、丸飲みを誘発しやすい
前歯でかみ切る経験不足。奥歯の咀しゃくがへた
口いっぱい頬張る。汁物で流し込む。急がせて次々に口に入れる
スプーンを奥の方まで入れて与える。
対応;時期にあった調理形態にする
前歯での噛み取りの練習をする
1口の大きさを覚えさせる
飲み込みを確認してから次の食べ物を与える
スティック状の食べ物で噛む練習をする
よく噛めないというのにも、きっと理由があります。
まずは、よくお腹を空かせてあげ、食べ物を柔らかくしたり、
硬いものを前歯でかじったり、その子にあった段階で、練習してみてください。