子どもの肥満のほとんどは
食事・おやつ・ジュースなどの食べ過ぎ、
食事内容のバランスの悪さ、
運動不足などによって起こるものがほとんどです。
そして、乳幼児期からの「早食い」や同じものばかり食べる「ばかり食べ」
の習慣も肥満につながります。
今回は食育の観点から、肥満予防を考えてみましょう!
赤ちゃんが泣いたりぐずった時、すぐに母乳を与えてその場をしのぐことはありませんか?
赤ちゃんはまだ泣くことでしか気持ちを伝えることができません。
お腹が空いた以外にも、抱っこして欲しい、眠いのかもしれません。
そんな時、必要以上に母乳を与えると、肥満のリスクが高まる可能性もあります。
また、 授乳のリズムがつかず、空腹感を覚えず、
離乳食が順調に進み にくくなることもあります。
母乳をむやみに与えることは控えましょう。
1歳を過ぎると、離乳が完了し、幼児食に移行します。
1歳半頃には、奥歯が生え始め、すり潰しができるようになってきます。
しかし、この頃の奥歯は、まだ小さく、噛みにくいものが多いです。
生えている歯の状況にあった食べ物を食べないと、
上手に噛むことができず、丸呑みしてしまい、
早食いの傾向が強まり、
その結果、肥満のリスクが高まります。
よって、時期にあった食べ物の食べ方が重要になります。
子供が大きくなり、甘い物の食べ過ぎによる肥満は
親御さんには防ぐことができないかもしれません。
しかし、赤ちゃんの頃に、肥満になりにくい体質を
作ってあげることができるかもしれません。
幼児食に関しては、嫌いで食べないと思っていたものが、
実は、「食べにくい」から食べなかっただけで、
調理の仕方を変えると食べた。
ということも、よくあります。
ぜひ、参考にしてみてください。
参考図書;幼児肥満ガイド 日本小児医療保健協議会 栄養委員会 小児肥満小委員会