これは正常?異常?気になるお口の発育異常!

歯の数が足りない??

子供の歯の形が変!

歯の色が変!

など、お口の中を見てびっくりしたことはありませんか?

今回は、そんな歯の不思議について、

よくあるものからご紹介します。

 

数の異常


過剰歯

正常よりも、余分にはえてきたもの。

永久歯の場合は速やかに抜歯になりますが、

乳歯の場合は様子を見ることもあります。

 

先天欠如

うまれもって、あるはずの歯がないこと。

乳歯がない場合と、永久歯がない場合があります。

乳歯がない場合は、8割程度の頻度で

後継永久歯も先天欠如だといわれています。

乳歯や永久歯の数が異なると

歯並びに大きく関わってくるので

注意が必要です。

 

 

 

 

レントゲンにて

後継永久歯が先天欠如している。

 

 

形態の異常


異常結節 

歯の一部分が過剰に発育することで作られた、

突起のようなもの。

虫歯になりやすいので、

予防処置が必要なこともある。

 

癒合歯

2つ以上の歯がくっついた歯。

発生頻度は乳歯で1〜5%。永久歯で0.2〜0.3%。

乳歯が癒合歯の場合、後継永久歯が40〜50%で

先天欠如である。といわれています。

歯の数によっては、歯並びにも問題がでてくるため、

レントゲンにて確認が必要になります。


 

まとめ


今回は歯の数と形の異常をお伝えしました。

歯の形の異常は虫歯になりやすく、

歯の数の異常は

後の歯並びに影響する大切なことなので、

永久歯に生え変わるまでには

1度チェックしてみてくださいね。

 

 

  参考文献:小児の歯や口腔内組織の発育異常への対応 山田亜矢