歯医者さんに、
「ムシ歯になりかけているけど、
様子見でいいよ!」
なんて言われた方はいませんか?
Co(シーオー)とも呼ばれる
この「初期う蝕(初期のムシ歯)」。
本当に削らなくても良いのでしょうか?
ムシ歯の初期のもので
もっとも特徴的なのは
「表面が白くなっている」もの。
「ホワイトスポット(白班)」
とも呼ばれますが、
実際には穴になっていないけれど、
表面の組織が
溶け出してきている状態です。
この初期のムシ歯の
進行を止めるには
以下のことが重要と言われています。
食事の「頻度」がムシ歯に重要なことは、
でもご紹介した通りです。
実は、上の3つをしっかりと守れば、
自分の「唾液」の力で
この初期のムシ歯は進行しないで
止まっていてくれるのです!
ひとたびムシ歯を削って詰めてしまうと
詰め物は必ずまたムシ歯を引き起こします。
残念ながら現代の医学では
一生も詰め物など存在しません。
できる限り削らない状態を作ることが
何よりも大切なのです。
たとえ
「毎時間甘いものを飲んで」
「歯磨きをしない」
「唾液が少ない」
という状況であったとしても、
目に見えるムシ歯ができるのには何週間もかかります。
通常ではもっと長期間、
つまり数年という期間をかけてムシ歯は出来上がります。
いつでも遅すぎるということはなく、
今からでも状況を改善すれば
必ずムシ歯を予防していくことはできます。
是非、削ることになる手前で
進行を止めてあげましょう!
参考図書:「トータルカリオロジー」ベンクト・オロフ・ハンソン/ダン・エリクソン 2014